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お口のケア

健康食品とのつきあい方

健康ブームのなか、「トクホ」など、健康によいとうたった「健康食品」をよく目にします。

 

一方で、うたい文句どおりの効果がなかったり、誤った使い方でなどで健康を損なってしまった例などを、テレビや新聞、ネットなどで見かける日も少なくありません。

 

私たちはどのように健康食品とつきあえばよいのでしょう。

 

 

 

 

 

最初に書いた「トクホ」=特定保健用食品は、国が製品ごとに有効性と安全性を審査して、特定の機能の表示などを許可した食品です。

 

もう一つ「栄養機能食品」と定義される食品があり、国が定めた栄養成分の規格基準に一つでも適合していれば「栄養機能食品」と表示し、その栄養成分の機能を表示できるというものです。

ただし、トクホのように個別製品ごとの審査はなく、製造業者の自己責任での表示となります。

 

この「特定保健用食品」と「栄養機能食品」の二つが、国の定めた基準に基づいて流通している健康食品で「保健機能食品」と位置づけられています。

健康食品選びの一つの有効な判断材料になります。

 

 

少しでも安心できる健康食品を選びたい場合のポイントを、他にも考えてみます。

 

まずはパッケージの見方です。

 

原材料名にあいまいな表現のものはないか、栄養成分の含有量は表記されているか、摂取目安量、使用上の注意、何かあったときの連絡先などがちゃんと書かれているか、等をチェックします。

 

事前にチェックできない通販などの場合でも、インターネットで調べたり、問い合わせるなどして、食品の信頼度を確認しましょう。

 

口コミや専門家の推薦なども良いことが載っていることが多いですが鵜呑みにしないで、複数のソースから情報を得て、評価しましょう。

 

使用の際の注意点です。

 

まず、現在医師に処方された薬を使っている方は、必ず担当医に相談してください。

 

組み合わせによっては薬の効果が弱まったり、逆に強まったり、副作用が強まったりすることがあります。

 

また薬でないからと言って気軽に考えて、摂取目安量以上にとる過剰摂取にならないよう気をつけましょう。

摂りすぎで癌や脳卒中の発症率が高くなる可能性がある成分の報告もあります。

そして、もし体調に変化れたときは、すぐに使用を止めましょう。

 

 

また一度に多くの種類の健康食品を摂取するのも気をつけましょう。

 

複数使用した時の相互作用については、まだわかっていないことも多いですし、なにかあったときの原因も突き止めにくくなります。

 

健康維持のための主柱はあくまでバランスの良い食生活や適度の運動です。

健康食品は、「これさえ摂れば大丈夫」という類のものではなく、これら主柱を補助的に支えてくれるものと考えて、付き合っていくのが良いでしょう。

小林秀樹

院長

小林秀樹

「自分が受けたい医療を追求し愛のある医療を実践する」を理念に、「もし、自分が治療を受ける立場であったら、どのような治療を受けたらいいのか?」常にそのことを心掛けています。

今まで長きにわたり歯科業界にいて経験を積んできました。
歯についての豆知識や雑学など、さまざまなジャンルのことを更新していきます。