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むし歯・歯周病
乳歯のむし歯 その2
乳歯は、2歳半から3歳くらいまでに、上下20本の歯が生え揃います。
その時期になると、何でも食べられるようになる反面、甘いものを好きになってくるときでもあり、乳歯のむし歯が増える時期でもあります。
歯を守る習慣
口の中が酸性になると歯が溶けて、むし歯になっていくことから、口の中に食べ物が入っている時間が長ければ長いほど、食べる回数が多ければ多いほど、むし歯になりやすくなるといえます。 おやつの時間も含め、食事の時間を決めて、ダラダラといつも何か食べている、というような食習慣にならないようにしましょう。
また、このころから、自分で歯をみがく習慣も身につけさせたいものです。もちろん完璧には磨けませんから、最後に保護者の方が仕上げ磨きを行ってください。
歯が生え揃ったら、歯科医院に行って、 フッ素を塗ってもらうことも、むし歯予防に大きな効果があります。 3ヶ月から半年に一度くらい定期的に、14歳くらいまで続けると効果が大きいといわれています。
乳歯は永久歯に比べて、酸によって歯が溶けやすく、むし歯になりやすいといわれています。
むし歯になってしまうと・・・
さらに、乳歯はエナメル質が薄くやわらかいので、 いったんむし歯になると進行が早く、数カ月で大きな穴が開き、6ヶ月くらいで神経にまで達することもあります。痛がらないことも特徴で、保護者の方が充分に注意してもむし歯になってしまうこともあるでしょう。
乳歯の治療は基本的に永久歯の治療と同じです。しかし、いくつかの点が考慮される必要があります。 まずメンタルな面のケアです。泣き叫んでいる子供さんに無理やり治療をして、歯科治療に対する恐怖心を与え、歯医者嫌いにしてしまうと、将来、永久歯の治療ができなくなるということも起こりえます。
また技術的な側面からみても、ロが小さく、歯は小さく薄いこと、永久歯への生え替わり時期のこと、生え替わりが上手く進むようにすること、長い時間口をあけていることが辛いなど、治療協力の限界があること、などを考慮して処置をする必要があります。歯を削るよりも、フッ素や、虫歯の進行を止める薬(フッ化ジアンミン銀)を塗って処置して、あわせて口腔内のケアを指導していく、という選択をするケースもあります。
むし歯が進行してからの治療は、時間もかかりますし、技術的な難易度も高くなります。仕上げ磨きのときなど、日頃から口の中をチェックし、歯科医院での定期健診を受け、早期発見、早期治療に努めましょう。
歯科衛生士
スタッフ2
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